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王者は王者の責任を果たす スケートアメリカ男子シングル

男子シングル

2019年グランプリシリーズがいよいよ開幕!
その初戦 スケートアメリカは、とてもいい試合でした。

久しぶりに国際試合が楽しかったかも。
久しぶりって、どれくらいかといえば、平昌オリンピック前のシーズン 2016/2017シーズン以来。

ここ2シーズン、特に昨シーズンはそれまで試合の緊張感を支えてくれていた選手の引退や、でも彼らに代わる新しい選手の台頭が見られず、どの試合もキリリとした緊張感があまりなかったように思えます。
それが、このスケートアメリカでは、ベテラン勢も中堅どころも崩れない良い演技を見せてくれ、プログラムも見ごたえのあるものが多かった。

日本勢 友野くん5位、島田くん10位。
順位以上に2人とも委縮のない、力強い演技でワクワクしました。ここから上げていこー!友野くんはEXでとてもチャーミングな魅力を世界発信したし!

SPはかなりの熱戦が楽しかったスケートアメリカですが、FSはネイサン・チェン選手の一人勝ちになってしまったかな。

1位 ネイサン・チェン SP 102.71  FS 196.38

2位 ジェイソン・ブラウン  SP 83.45   FS 171.64

3位 ドミトリー・アリエフ  SP 96.57  FS 156.98

1位と2位との点数の差がなにせ、44点!( ゚Д゚)

 スケートアメリカ2019 ダイジェスト(私的独断的)

キーガン・メッシング選手

素晴らしいSP「Perfect」でした。ジャンプも美しく成功。ノーミス。
EXもそうですが、事故で亡くなった弟さんへ捧げる演技でだったのでしょう。
たとえ、その背景を知らなくてもこの素晴らしい演技には自然と涙が出ます。
滅多に会えない一期一会の ありがとうの演技でした。

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柔らかい膝で美しい着氷の完璧なジャンプ。
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終了前から、観客から拍手が自然と湧く素晴らしい演技。
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まさに、Perfect でした!

ドミトリー・アリエフ選手

彼の滑らかなスケーティングが好きです。
コリヤダ選手もそうですが、ロシアって、滑りがエレガントで美しい男子スケーターが多いですよね。
彼がシニアにあがった平昌オリンピックシーズンから注目して、昨シーズンもかなり期待したのですが、残念なことが多かった。(+_+)
グランプリシリーズ、初の台乗りおめでとうございます。

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アリエフ選手の演技で好きなところ。美しい胸襟びらき。
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美しい!(ラジオ体操で真似したい。笑)

アレクセイ・ビチェンコ選手

SPは、たか~くジャンプも決めて、コンビネーションのファーストジャンプが2ルッツになってしまった以外は、だいたいノーミス。
悪く言えば大雑把なんだけど、そのサバサバしている感じが彼にしか出せない、彼独自の演技を今シーズンも見られるのが嬉しい。
そして、終始、淡々と仕事をこなす職人のような雰囲気。これぞベテランの侘び寂びを備えた華。

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床の間に活けられた一輪の野菊にも見える立ち姿。

ネイサン・チェン選手

王者!
昨シーズンまではシーズン初めは、まだジャンプが不安定な印象だったのに、今シーズンは、JOからもう結構まとめてきています。
3Aも、苦手と言われていたのが嘘のようにきれい!
少しのミスはまだありますが、それもすぐに修正してくるのだろうと予想できます。
王者としての責任を果たした、誰が見ても文句のない優勝者の演技です。

これは、敵なしだなぁ。

彼はまさに、smart。能力に秀でた人間が、よく言われるところの「自分だけが敵」という段階も既に乗り越えてしまったように思えます。完璧に自己を律する術を身につけている。これで、まだ20歳とは・・・。

スタート地点に立つネイサン選手。

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うつむいた賢そうな白い額に・・・
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ハラリと落ちるひと房の前髪。

まさか、これも演出ですかっ!?( ゚Д゚) ラ・ボエーム La Bohème !