いまさらNHK杯シングルをまとめるのも~。と、思います。ファイナル始まるし。
でも、他のGPシリーズ全部まとめながら、NHK杯だけまとめないのも~。と、思いまして。笑
1位 アリョーナ・コストルナヤ SP 85.04 FS 154.96
2位 紀平梨花 SP 79.89 FS 151.95
3位 アリーナ・ザギトワ SP 66.84 FS 151.15
表彰台3選手ともに、GPファイナル進出です。おめでとうございます。
アリーナ・ザギトワ選手、SPはジャンプが決まらず、とても心配でしたが、FSはさすがの演技で強いクレオパトラを見せてくれました。よかった!
SPの「Me Voy」も好きです。ファイナルでの素晴らしい演技、期待しています。
NHK杯2019 女子 (私的独断的)ダイジェスト
アリョーナ・コストルナヤ選手
SP: Departure ほか
FS: 「トワイライト」より ほか
今回の記事タイトル「清く正しく美しく」とは、コストルナヤ選手の滑りを見ての感想です。
スケーティングもスピンもジャンプもお尊顔も「清く正しく美しく」の言葉を体現しています。マニフェストか何かに、たぶん書いてあるに違いない。笑
それくらいきっちりと、きっぱりとした演技です。
FS、冒頭のこの ↓ 3A-3Tのコンビネーションジャンプ!

たっか! 「NHK杯2019女子シングルフリー」より
入りのスピード、一瞬でに高く跳び上がり、軸がまっすぐで空中姿勢完璧。
コンビネーションの2本目も同じように(2本目の方が高い場合もある)高いし、タノもきれい。降りてからのスピード、流れ、ちょいと工夫も入れて、まさしくお手本のように美しい。
ジャンプだけではないですしね。16歳でこの完成度は驚きです。
ただ、あまりに「清く正しく美しく」すぎて、悪く言っちゃうと、「くせのなさ」が「個性のなさ」に感じてしまう。見ているうちに飽きてしまうのです。(ぜいたくな文句だなー。おい。笑)
FSは曲がつぎはぎな印象で、ひとつの世界観を表現する、という感じではありません。むしろ、観ているこちらが演技にのめり込もうとする前にその意識をぶったぎられる。
でも、それこそが狙いなのかな、と思っちゃいます。飽きを感じさせないうちに転調し、とにかく素晴らしい技術をこれでもか!とばかりに見せる。
エテリチームは、いつも、各スケーターの個性を客観的に分析し尽くし、その選手が勝てる最善の法則を見つけ、実践させ、試合に臨んでいるなぁと思います。
今回は3人いるから、よりはっきりとその巧みさが分かる。3人3様、それぞれの個性を最大限に活かし、弱点を補うプログラムを用意している。
SPで強みの4回転跳べない。若いゆえに表現力はまだ弱い。なら、演技の途中で衣装チェンジね。みたいな。(^-^;
SPでも3Aは入れられるし、スケーティングもきれい。なら、衣装チェンジはいらないわね。みたいな。(^-^;
もちろん、こんな表面的なことだけじゃなく、細かい点すべてを計算しているのでしょう。
日本勢がというか、エテリチーム以外の選手がこれに勝つのは、こちらも相当シビアに考えないと難しいだろうなとは思います。でも、勝つためだけではない心打たれるプログラムを捨てては欲しくないのです。
……まあ、こ~んな 可愛いく美しい 娘さんが、完璧な技術で魅せてくれる。いったいおまえは何が不満なんだ!? ですよね~。

美しさは正義!「NHK杯2019女子シングル フリー」より
横井ゆは菜選手 SP 62.67 FS 126.87
ゆは菜ちゃんが、4位です!素晴らしい!
SP「黒い十人の女」完璧に女優だったフィニッシュ後にジャンプの悔しさからか、悪女から一転「横井ゆは菜」に戻った表情。
こういう ゆは菜ちゃんが好きですわ~。

黒い十人の女→横井ゆは菜 「NHK杯2019女子シングル ショート」より
山下真瑚選手 SP 65.70 FS 123.55
真瑚ちゃんが5位。12位だったスケートカナダの時は本当に切なそうだったから、復活が嬉しかったです。(;O;)
SP「セビリアの理髪師より 今の歌声は」は、真瑚ちゃんの可愛さや歯切れの良い滑りを最大限に活かしたプログラムで、すっごく好きです。でも、スケートカナダの時のように調子が悪い時に滑ると、これほどキツいプログラムもそうはないかも と思わせられました。
弾む音楽も高まる高音域の歌声も、すべてが空回りし、切なさ倍増…。
でも!今回はジャンプもすべて成功し、真瑚ちゃんは笑顔で、ああ、私も幸せだー。

見よ!この可愛さ!「NHK杯2019女子シングル ショート」より

満知子先生、美穂子先生、黄金の布陣。「NHK杯2019女子SP」より
みんな笑顔で嬉しい。それに尽きます。