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最優秀コーチ賞に思ったこと

フィギュアスケート

ISUスケーティングアワードが、2020-21ワールド(スウェーデン:ストックホルム)では開催されず、通常通りのエキシビジョンが行われるとのこと、公式HPのFAQ.にありました。

https://stockholm2021.se/content/faq/#toggle-id-11

Q.How about the ISU Skating Award?

A.The ISU Skating Award will not be held in Stockholm 2021. There will be a traditional Exhibition Gala.

「えー。残念。なんで~。」とは、少しも思いませんでした。笑
第1回アワード、正直、興味がなく。

しかし、(オランダ・ハーグを見るためだけに契約した。笑)j-sportsで放送があったので、見てみました。せっかくですしね!
…とは言っても、全部は見ず、飛ばし見。
怠惰です。(^-^;

飛ばし見した中で、ちょっと感情的にスルー出来なかったのが、
最優秀コーチ賞 でした。
「コーチに求められるものって何なのかなぁ?」(*_*)
なんて考えちゃった。今回は、そのことを。

最初に断っておきますと、過去も未来も未来永劫も(笑)、わたしは体育会系とは無縁と思われます。
おまえが「コーチについて」語る?ウソでしょ?な人間。
ただの戯言とお許し下さい~。

ノミネートされた3人。そして、最優秀コーチ賞。

エテリ・トゥトベリーゼ!
ラファエル・アルトゥニアン!
ブライアン・オーサー!

最優秀コーチ賞にノミネートされたのは、以上の3人です。(敬称略)

「昨シーズン、優秀な成績を収めた選手のコーチを表彰する」最優秀コーチ賞。

ということは、やはりノミネートは、この3人になるのかな。
ということは、やはり最優秀コーチ賞は、このひとになるのかも。

最優秀コーチ賞は、エテリ・トゥトベリ―ゼ!

彼女だけリモートで繋がってないのは、時差のせいでしょうか?
いない人が受賞しちゃうのって、ちょっと切ないですね。(-.-)
オーサーコーチが終始、チャーミングでした。(*’▽’)

優秀な成績を収めた選手のコーチ

あくまでも、このアワードにおける 最優秀コーチ の定義は、
「昨シーズン優秀な成績を収めた選手のコーチ」

まー、そういう定義じゃないと、客観的に判断してひとりのコーチに決定するなんて無理ですよね。
選手の皆さんは、「うちの先生が、いちばん!」って思っている方が大多数でしょう。

最優秀コーチ賞を受賞したエテリコーチの教え子の皆さんからのメッセージが、こちら。

トゥルシンバエワ選手:指導はとても厳しいですが、そのおかげで結果が出せます。
コストルナヤ選手:世界一のコーチだと思っています。

勝敗がある限り、選手は「勝利」を目指してプレイする。
ならばコーチに求められるのは、選手に結果を出させること。
その意味で、エテリコーチは正しく「最優秀コーチ」。

でもねぇ・・・。
受賞VTRでエテリコーチに指導を受けていた(昨シーズン優秀な成績を収めた)トゥルソワ選手、「世界一のコーチだと思っています」のコストルナヤ選手の両選手は、もう彼女のもとにはいないんですよねぇ・・・。

リプニツカヤさん、メドベージェワ選手、ザギトワ選手、みなさん素晴らしい成績を残していますが、一瞬の閃光のような輝きではなく、もっとずっと長くスケーターとして輝き続けて欲しいなと、思ってしまいます。幸せに輝き続けている姿を見たい~。

全米女子2020を見て、尚更思ってしまいました。
全米選手権2020女子FSで4度泣く

23歳のマライア・ベル選手が10代の頃よりも、2年前よりも1年前よりも、魅力、力、輝きを増した 素晴らしいスケーターとなって、応援しているこちらの心を熱くする滑りを見せてくれる。
スケオタにとって、最高の喜びです。

このキスクラの幸せ感、さいこー。

コーチCoachの語源の由来は、四輪馬車が最初に作られたハンガリーのコチKocsという町の名。
そこから、四輪馬車、バスなどの「目的地に運んでくれるもの」を意味するようになり、転じて、指導者や教師を呼ぶことにも使われるようになったそうです。

つまり、
「何らかの目的を持った人を、その目的地まで確実に送り届ける」役目を負っているのが、コーチ。

その目的地、目標は、勝利ではあるかもしれませんが、でも勝利だけではない筈。
選手自身、明確な目的地が見えないことも多々ありそう。
だから、選手の臨む目的地に導くことは、とても難しい。
でも、勝利だけではない目的地を、
もしかしたら、勝利以上に大事にしてほしいナ、と思ってしまいます。

宇野昌磨選手のコーチ

(樋口美穂子コーチについて)
他のコーチを知らないのでこう言ってはあれなんですけど、たとえどんなに他のコーチが技術や表現を教えるのがうまくても、僕の1番は美穂子先生ですね。
あれだけ、家族でもない他人のことをここまで思える人、思ってもらえる人、そういう人っているんだなって。美穂子先生は、家族以外でも信じられる人です。

『フィギュアスケートファン世界選手権特別号』電波社2017年5月発行p.72より

(ステファン・ランビエールコーチについて)
調子が悪いと悔しくてついムキになってしまう時があるんですけど、そういう時にステファンがなぐさめてくれて。(中略)心の底から僕のことを考えてくれているんだな、ということが表情などから伝わってくるんです。

『KISS & CRY 2019-2020シーズン総括 不屈の魂号』東京ニュース通信社2020年7月発行p.15より

ステファンのところ(スイス・シャンペリー)でなら、
『自分はスケートをこれからも楽しめる』
『自分の目指したいスケートを続けられる』
って思えたんです。
※太字は引用者

『KISS & CRY 2019-2020シーズン総括 不屈の魂号』東京ニュース通信社2020年7月発行p.15より

インタビュアー:早くスイスで練習できるといいですね。
宇野くん:「練習したいというのもありますけど、それより早くステファンに会いたいです」

『KISS & CRY 2019-2020シーズン総括 不屈の魂号』東京ニュース通信社2020年7月発行p.15より

それより早くステファンに会いたいです。

宇野くんがコーチに求めているのは、
「目指す目的地に確実に送り届けてくれること」ではないですね。
求めているのは、自分と共に喜んで歩いてくれる人。(*’▽’)

※画像は「ISUスケーティングアワード2020」「全米2020女子FS」「GPファイナル2015男子FS」「世界選手権に向けて/宇野昌磨」からです。