前回記事
NHK杯フィギュア2020 女子シングル
での三原舞依選手への言及は
三原舞依選手の涙。
ひとことのみ。
それだけかーい。( `ー´)ノ
いや、いや。とても「NHK杯女子シングル」という枠内で
彼女の滑りへの思いを語りきる自信がなく…。
別枠ですっ。(‘◇’)ゞ
まずは魔法をかけられる
SP「 It’s Magic」

以前の舞依ちゃんの柔らかなスケーティングは健在。
そこに、軽やかさが加わった It’s Magic。
近畿選手権、西日本選手権ともに、滑り出すまでは、
ほんとーに心配になる、いや、不安になるほどに痩せている舞依ちゃん。
でも、彼女が滑り出すと不安を忘れます。
彼女の笑顔に酔いしれます。
たぶん、それは、彼女が彼女のスケートで皆に魔法をかけるからです。

63.41点 7位発進。
点数も順位も関係なく、ただ彼女が氷上にあることにスタオベ。
そして、森の妖精に出会う
FS「フェアリー・オブ・ザ・フォレスト&ギャラクシー」


たった今、生まれたのかも。
目覚めにしても誕生にしても、きっと夜。
木漏れ月の中、その月の光と競うよう鱗粉を輝かせ、森の深部を飛ぶ妖精。
SPではセカンドの回転が足りなかった3LZ-3T。
FS冒頭で鮮やかに決めた後、すべてのジャンプを
丁寧に!みごとに!!次々と!!!成功~。

ジャンプすべて終え、始まる演技後半の
ステップシークエンスがまた素晴らしいっ。
あの細い身体の一体どこに
ここまでキレのある強さを演じる力があるのか。不思議。
やっぱり、妖精なん?(‘Д’)
――違うよねぇ。
三原舞依は、妖精ではない。
三原舞依は、人間、アスリートである!
ここに断定しますっ!
そうです。
舞依ちゃんが、妖精ではなく、人間だからこそ、
みんな、舞依ちゃんが紡ぐ作品世界に感動する。
日々自分の身体に向き合い、きつい練習をコツコツと真剣にこなし、
徐々に徐々にプログラムを育てていく
――その人間アスリートの努力が、
たった4分ちょっとの演技に結実する。
その場に立ち会えた幸福にうたれて、スタオベするんです。

三原舞依選手の涙。良き涙。
SP 63.41 FS 131.32 TOTAL 144.73 で総合4位。
(FSは3位です!)
最後まで森の妖精さんになりきって、
三原舞依選手インタビュー
しっかり、みなさんを森の中へご招待していけるようなスケートができたら
舞依ちゃん、ありがとう~。
月光輝く森の世界に、連れて行ってくれてありがとう。
すっごく、きれいでしたよ~。(;O;)

三原舞依というスケーターならば、
これから先、何度でも、皆を別世界に連れて行ってくれることでしょう。
※画像は「NHK杯フィギュア2020女子シングル」からです。