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ミス・パーフェクトのその先へ。 宮原知子選手

宮原知子

今記事は、ワールドでの宮原知子選手を。

点数順位
SP59.9916位
FS112.3119位
総合172.3019位
世界フィギュア2021 宮原知子選手 結果

うー。

ストックホルムワールドは、日本女子3選手それぞれに
苦さが残る試合だったように思います。
・・・なかでも知子ちゃんは……。

SP冒頭の連続ジャンプが単発、回転不足で転倒。
そのあとも最後まで立て直せず、16位。
「簡単に言えば緊張してしまった」とのこと。

FSも立て直すことなく、終始ジャンプが不安定。
演技時間の4分間が、せつなく長く感じるほどでした。

FS19位。総合19位。

自己観察のFS

FS後のインタビューに答える知子ちゃんからは
くやしさや悲しさが希薄で、
達観というか、自身を突き放して見ているかんじ。

今までにないくらい
自分がどう考えているかとかを
すごく観察した試合だったと思うので

宮原知子選手FS後インタビューより

いつもひかえめで静かな彼女には珍しくキツイ表現に感じた
「技術的には難しいというか、話にならない内容」
という言葉もまた、第三者目線的。

淡々とした雰囲気が逆に痛々しい。

真面目で自分自身に厳しい彼女のこと。
言葉どおり冷静に、自らを観察したのでしょう。
「今までにないくらい自分がどう考えているかとかをすごく観察」
してしまったら、そりゃあ、きっと、容赦ないよー。

弱い人間はね、いろいろなことが上手くいかないとき、
自分を冷静に観察することなんて出来ないからね。
むしろ、目、そむけるからね。
一般人は、長い人生、ずーっと目を背けて
やっと生きてるみたいなもんだからね。(-_-メ)
あ、わたしか。( ;∀;)

だからこそ、知子ちゃんのアスリート力、人間力に感服する。
感服すると同時に、その強さがせつない。

もうちょっと、自分に優しくてもいいんだよー。

心を感じたSP

宮原知子選手いわく、
「ショートに比べて落ち着いていけたと思った」FS。

その落ち着きは、しかし、演技者のものではなく、観察者のものだったのかなと、思う。
なんとなくね。
心が演技から乖離してしまっているかんじが。

反対にSPはすごく「宮原知子の感情」を感じました。

彼女の演技から、
焦りとか、もどかしさとかを、めいっぱい。

焦りやもどかしさも、プログラム的にはNGな感情。
「グノシエンヌ+メタモルフォーゼⅡ」の静謐な世界観にはそぐわない。

それでも、この日のSPに
生(き)の、素(す)の、「人間」宮原知子を見た気がしました。

わたしの単なる思い込みかもしれないんですけどね…。(-.-)
不思議に心が動いた。

宮原知子選手が、プログラムを演じたかといえば、そうではない。
だから、わたしの心を動かしたのは、彼女の生(なま)の感情だったんじゃないか、
――そう、思うんです。

思い出したのは、

「宇野昌磨アップロードチャンネル」
「私が今やるべきこと」知子ちゃん×宇野くんリモート対談未公開シーン。

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

そこで、知子ちゃんが語っていたシーズン目標です。

本当の自分を試合で出すことを目標にしたいと思います。

「宇野昌磨アップロードチャンネル「私が今やるべきこと」未公開シーン」より 宮原知子選手ことば

ワールドSPでわたしが感じた知子ちゃんの感情の表出は、
彼女が目標とした「本当の自分を試合で出すこと」とはもちろん違うでしょう。
それでもね、彼女の演技がたしかにわたしの心を動かしたんです。
ざわざわと。

2020-2021シーズンをしめくくるストックホルムワールドは、
知子ちゃんにとっては苦い思い出になってしまったかもしれません。
わたしも残念だったことはたしか。
こんなに崩れる知子ちゃん、想像もしていなかったし。

ですが、来シーズンの宮原知子はきっと、スケーターとしてより一層、

進化する。覚醒する。大化けする。

そんな確信を抱いたワールドでもありました。

「ミス・パーフェクト」のその先の演技を
かならず見せてくれるだろうと、期待を抱いたワールドでもありました。

そして、
知子ちゃん、23歳お誕生日おめでとう!
知子ちゃんにとって、すてきな1年になりますように!!


※画像は「世界フィギュア2021」女子SP/FS放送からです。