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国別2021 Dancing On My Own

宇野昌磨

まずは、スケーターのみなさん、おつかれさまでした。
ただでさえ、世界選手権終わったばかり、
そして、世界選手権同様COVID-19への対策をとった上での試合、
精神的にも身体的にも大変だったと思います。

結果は
ロシアチーム金、アメリカチーム銀、
日本チームは銅メダル獲得!
おめでとうございます!

EXはのびのび楽しんでもらいたいです。

いつかのアダム・リッポンさんみたいに
歌うだけでもいいんじゃないかと思うくらい。
氷上歌合戦。
(それはそれで盛りあがりそう。笑)

さて、宇野くん。
靴問題、ふたたびー。

靴が限界で、新品にチェンジと聞き、
「うおー。そりゃあ、てぇへんだ~」と
動揺しすぎて、江戸弁でさわぐ。

なんとか、靴が奇跡のようにしっくり短時間で馴染みますように!

祈りむなしく・・・。

SP 77.46 9位

4T-3Tのコンビネーションはもちろん、4Fも3Aも×。
足替えシットスピンのレベルが2だなんて、
ほんとに靴がまだ堅いんだな、と。

足に馴染まないスケート靴で、グレートなスピリットの
このプログラムを滑ろうなんて、まず無理でしょう。

キスクラでの宇野くん、何度も謝るようにお辞儀。
その数、5回。
ごめん。
つい、数えちゃった。(-.-)

新型コロナ対策のせいで、チームのみんなが遠いし、
ステファン・ランビエールコーチとの距離も遠い~。
そのことが、なおさら淋しい。

もうちょっと近づいてもいいじゃない…。泣

FS 164.96 6位

一夜で急に靴が馴染むわけはないけれど、
SP終わってインタビューに答える宇野くんが、
「チームの足を引っ張ることになって申し訳ない」と謝りつつ、
口惜しさが表情の判別が難しいマスク越しにも見えた気がして、
ま、宇野昌磨ならば、FSでは驚くほどの輝きをみせてくれるはず!と思う。

いちファンは、勝手ですからね。(^-^;

結果は・・・

国別2019でも挑んだ3A-4T失敗。
4Fはきれいでしたが、4Tは転倒、三連続は3A-1Eu-1F、
予定していた3Lzは回避し、2Aに。
コレオシークエンスはレベル1。

以上のように、本調子じゃなかったのは一目瞭然。
ストックホルムワールドは、FS184.82点でしたから、
その差は、19.86点。

しかーし。
わたしは、この Dancing On My Own 好きです!

もしかしたら、ワールド以上に好きだ―。

……宇野くんには怒られそうだけど。

は?あなたの目はふし穴ですか?

もちろん完成度では断然、ワールドDancing On My Ownが上です。

でも、演技終わった昨日から今日までで、
すでにワールドのDOMOの録画再生数を超えて
わたしは国別DOMOをリピート見してしまっているのです。

・・・・・・

なぜ?

何度も見たくなるこの魅力は、いったいなんなのさ?

この魅力がなにに起因するのか、
自分でも分からないままリピート見しながら考えた。
そして、気づいた。

このDOMOは、
ボストンワールドの「トゥーランドット」に似てる!

2016年のシニア初ワールド。FS。

胸を打つ大きな転倒からも
けっしてスピードを緩めることなくプログラムを滑りきった、
あの演技に似ている。

わたしを宇野昌磨沼にどっぷり浸からせる原因になったあの演技と、
今回のDOMOは、同じ匂いがする!(におい!笑)

「宇野昌磨」という自我が消えさって、
ひたすらにプログラムを、音楽を紡ぐ無心の魂がそこにある演技。

普通は、うまくいかない時や疲れが出てきた時ほど、
その選手の素が演技に出てくるものじゃないですか。
見ているこちらも彼(彼女)の焦りや感情の方ににひっぱられ、
プログラム自体に引き込まれることが難しくなる。

そういう演技を今まで何回も見ました。
もちろん、選手のそういった素の感情が心を打つ演技となる場合も
沢山あります。

だけど、宇野くんの国別DOMOは違うんですよね。

「宇野昌磨」の感情は遠くにあり、
彼自身は、プログラムを再生するための道具に徹しているところが。

かといって、「無機質」ではないんです。

安易な感情ではなく、ただただプログラムを滑りきることだけを
めざした至高さが
演ずること、滑ることだけに向き合う
静かな、しかし、奥底では熱く燃えているひとつの魂が

「無機質」には、けっしてなり得ない魅力を生むというか・・・。

あー。このかんじ、うまく表現できないなあ。
自分の表現力のなさがうらめしい~。

まあ、

宇野くんの演技を見れば、わかります。わかる人には。

――と、「宇野昌磨の演技の魅力」自体に語ってもらうことにします。

こんなにうだうだ書いておきながら、最後は丸投げかい。(^-^;

最後のDancing On My Own

「チャレンジした。出し切った、と思いますよ」という
松岡修造さんの言葉に答える宇野くんは、
きっと思ったような演技が出来なかった口惜しさに泣いていたと思います。

はい。こんな演技ですけど、ぼくの今できるベスト、っていうのが、
とても恥ずかしいんですけど
ぼくが言えた立場ではないんですけど、チーム戦のことを忘れ、
今シーズン良かったなって思える演技を
ひとりでも多くしてくれたらなって、思ってます。

国別2021宇野昌磨選手FS演技後インタビュー 

「こんな演技ですけど、ぼくの今できるベスト、っていうのが、
とても恥ずかしいんですけど」


でも、宇野くんは、やったよね。
力の出し惜しみなんていっさい考えない真摯さで、やりきった。

平昌五輪シーズンのFSに「トゥーランドット」を再度選んだ宇野くんが
ボストンワールドの演技を見返した感想として

一番思ったのは、
「フリーの後、なんで泣いているんだろう?」
ということです。(笑)
「演技は別に悪くないのに」と思って。
きっと、あのときの自分はもっと良い結果を求めていたんでしょうね。

引用:スキージャーナル発行『フィギュアスケート日本代表2017メモリアル』p.31

と話している記事がありました。

いつか同じことを 国別2021のDancing On My Own を見て
思ってくれたら言いナ。

「フリーの後、なんで泣いているんだろう?」
「演技は別に悪くないのに」

シーズン最後にワールドとはまた違った味わいの
すてきなDOMOを演じてくれてありがとう。

※画像は「フィギュアスケート国別対抗戦2021」男子シングルSP/FSからです。